ニュー・コンサート・ピース2007
『矢部政男:吹奏楽の為の交響的舞曲「月の宴」』
指揮:木村 吉宏(当団音楽監督)
演奏:フィルハーモニック・ウインズ 大阪
録音:2006年11月29~30日
池田市民文化会館
商品番号:BELL-0701
2,900円(税込)
選りすぐりの吹奏楽作品を収録!ベル・ミュージック・プレス第2弾
「吹奏楽を愛する人たちを「音」と「楽譜」の両面からバックアップし、世界の旬の情報をいち早く届けたい」との思いのもとに制作した<ニュー・コンサート・ピース>。昨年に引き続き、おかげさまで第2弾をリリースする運びとなりました。今作も関西で活躍する気鋭の吹奏楽団フィルハーモニック・ウインズ 大阪(オオサカン)とのタイアップで、コンクール、コンサートに最適なお薦めの新作9曲を厳選。
福島弘和の新作『梁塵秘抄(りょうじんひしょう)~熊野古道の幻想』は、後白河法皇が編集した歌謡集"梁塵秘抄"の中でもたびたび詠われている‘熊野’への印象をまとめた作品で、霧に包まれた山深い情景や参詣道を行き交う人々の極楽往生や魂の再生の祈りが表現されています。
タイトル曲の矢部政男『月の宴』は、2005年の航空中央音楽隊第44回定期演奏会で初演され、2006年のTADウインドシンフォニー第13回定期演奏会でも好評を博した話題作。月の光による自分自身の影を見たときのインスピレーションを物語化し、月夜に繰り広げられるもののけ達の宴の様子を描いた音楽絵巻です。
そして海外の作品からは、A.リードの『ファンファーレとプロセッショナル』、1950年に作曲されたベネットの名曲『古いアメリカ舞曲による組曲』のJ. カーナウによるニュー・アレンジほか、キャンプハウス、ギリングハムなどの人気作曲家の新作を厳選しました。
デビューから約1年、木村吉宏氏のもと、若々しさの中にも円熟味を帯びたフィルハーモニック・ウインズ大阪の演奏にも要注目。
聴いて楽しい、吹いて楽しい、吹奏楽の魅力をぎっしり詰め込んだ自信作です。
曲目
【1】ファンファーレとプロセッショナル/アルフレッド・リード 3:05
Fanfare and Processional / Alfred Reed
【2】梁塵秘抄~熊野古道の幻想/福島 弘和 7:27
RYOJINHISHO -Fantasy of Kumano Kodo / FUKUSHIMA,Hirokazu
【3】シンフォニック・プレリュード(コルヴィユ=シュル=メールの墓地)/マーク・キャンプハウス 6:48
Symphonic Prelude (The Cemetery at Colleville-sur-Mer) / Mark Camphouse
ロートレックの3枚の絵/ローリー・ジョンソン
Three Paintings by Lautrec / Laurie Johnson
【4】サーカスにて~曲馬師 2:28
At the Circus -The Equestrian
【5】赤毛の少女 3:46
The Girl with Red Hair
【6】踊るショコラ 2:16
Chocolat -Dancing
【7】吹奏楽の為の交響的舞曲「月の宴」/矢部 政男 16:33
Symphonic Dance for Wind Orchestra "TSUKI NO UTAGE" / YABE,Masao
【8】ウィンディー・シティー序曲/ヨハン・デ・メイ 5:13
Windy City Overture / Johan de Meij
【9】ノー・シャドウ・オブ・ターニング/デイヴィッド・ギリングハム 9:52
No Shadow of Turning / David R. Gillingham
古いアメリカ舞曲による組曲(セレクション)/ロバート・ラッセル・ベネット(ジェームズ・カーナウ 編曲)
Selections from Suite of Old American Dances / Robert Russell Bennett (arr. James Curnow)
【10】ウェスタン・ワンステップ 1:31
Western One-Step
【11】壁の花ワルツ 2:54
Wallfrower Waltz
【12】ケークウォーク 1:42
Cake Walk
【13】より勇敢に、より強く(アメリカン・エレジー)/ゴードン・グッドウィン 5:29
Ever Braver, Ever Stronger (An American Elegy) / Gordon L. Goodwin