オオサカン・ライブ・コレクション Vol.14
『復興』
指揮:木村 吉宏(当団音楽監督)
演奏:フィルハーモニック・ウインズ 大阪
録音:2013年4月29日(第14回定期演奏会LIVE)
いずみホール
品番:YGMO-1015
2,500円(税込)
盟友“兼田 敏”と“保科 洋”
日本吹奏楽の発展を牽引してきた二人の異なる音楽をこの1枚で堪能!
オオサカン・ライブ・コレクション Vol.14に寄せて
兼田敏(1935-2002)と保科洋(1936- )。このふたりの作曲家の業績を抜きに、今日の日本の吹奏楽を語ることはできない。
「死ぬ前にお互いの追悼の作品を作曲する」約束をしていたほどふたりは仲が良かった。しかし、その作風はまったくと言ってよいほど違う。日本の吹奏楽の発展期に、その音楽的な可能性に対する、このような異なる方向からの真摯なアプローチがあったことは特筆されるべきだろう。兼田と保科の業績をあらためて評価する上でも、そして今日の日本の吹奏楽を検証し、その音楽的な価値について真剣に考えるためにも、ふたりの作品を並べて聴くことになるこのCDは大きな意味を持つに違いない。
―後藤 洋
曲目
【1】風紋/保科 洋 作曲 5:32
Fu-Mon / HOSHINA,Hiroshi
【2】吹奏楽のための愁映/保科 洋 作曲 8:58
SHUEI -Meditation for Symphonic Band / HOSHINA,Hiroshi
【3】復興/保科 洋 作曲 9:31
The Rebirth / HOSHINA,Hiroshi
【4】カンティレーナ/保科 洋 作曲 2:57
Cantilena / HOSHINA,Hiroshi
【5】吹奏楽のためのパッサカリア/兼田 敏 作曲 6:15
PASSACAGLIA for Symphonic Band / KANEDA,Bin
【6】嗚呼!/兼田 敏 作曲 3:51
Ah! / KANEDA,Bin
【7】吹奏楽のための交響的変奏/兼田 敏 作曲 12:27
Symphonic Variation for Wind Orchestra / KANEDA,Bin
【8】行進曲「飛翔」/兼田 敏 作曲 2:54
Soaring / KANEDA,Bin