オオサカン・ライブ・コレクション Vol.15
『宇宙の音楽』
指揮:時任 康文
演奏:フィルハーモニック・ウインズ 大阪
録音:2013年9月23日(第15回定期演奏会LIVE)
いずみホール
品番:YGMO-1016
2,500円(税込)
コンクールで人気の高いヨーロッパのオリジナル作品が集結
オオサカンが超難曲に果敢に挑む!
オオサカン・ライブ・コレクション Vol.15『宇宙の音楽』に寄せて
今や、ヨーロッパの吹奏楽作品は、日本のバンドにとって当たり前のレパートリーになった。20年前は若きパイオニアであったスパークや、デ=メイや、ヴァンデルローストやチェザリーニの名は、今日では日本の小・中学生でも知っている。
しかし、われわれは本当に彼らの音楽を知っているのだろうか?たしかに『宇宙の音楽』も、『エクストリーム・メイク・オーヴァー』も、『青い水平線』も、(今回は演奏されないが『アルプスの詩』や『モンタニャールの詩』も)、昨今はコンクールでスクール・バンドが演奏するようになった。しかし、それらの演奏はすべてコンクール用にカットされたものであり、作品本来の姿ではない。彼らの作品がレパートリーとして定着し、正しく理解され、共感を得るためには、まずその本来の姿が、レベルの高い演奏で示される必要があるだろう。それに、ヴァンデルローストの『ポンテ・ロマーノ』のように、すぐれた作品でありながらまだ日本でその真価が認められていない曲も多い。その意味で、今日のヨーロッパを代表する作曲家たちを特集する今回のCDが日本の吹奏楽界にもたらす意義はきわめて大きいと言えよう。私たちは、本物を、そしてその真価を、このCDで知ることになる。
―後藤 洋
曲目
【1】ポンテ・ロマーノ/ヤン・ヴァンデルロースト 作曲 6:45
Ponte Romano / Jan Van der Roost
【2】エクストリーム・メイク・オーヴァー ~チャイコフスキーの主題による変容~/ヨハン・デ=メイ 作曲 16:56
Extreme Make-Over -Metamorphoses on a Theme by Tchaikovsky- / Johan de Meij
青い水平線 作品23b/フランコ・チェザリーニ 作曲 [14:58]
Blue Horizons op.23b / Franco Cesarini
【3】発光生物 3:12
Luminescent Creatures
【4】リヴァイアサン対クラーケン 4:28
Leviathan against Kraken
【5】ザ・ブルー・ホエール 7:17
The Blue Whale
【6】宇宙の音楽/フィリップ・スパーク 作曲 17:34
Music of the Spheres / Philip Sparke
【7】陽はまた昇る/フィリップ・スパーク 作曲 5:34
The Sun Will Rise Again / Philip Sparke
【8】コンサートマーチ「アルセナール」/ヤン・ヴァンデルロースト 作曲 3:23
Arsenal -Concert March- / Jan Van der Roost