オオサカン・ライブ・コレクション in WASBE
『吹奏楽のための「大阪俗謡による幻想曲」』
指揮:木村 吉宏(当団音楽監督)【1】【4】~【6】【9】
グレン・D.プライス 【8】
デニス・L.ジョンソン【3】
デイヴィッド・R.ギリングハム【2】
マーク・キャンプハウス【7】
演奏:フィルハーモニック・ウインズ 大阪
録音日:2009年7月10日(第14回世界吹奏楽大会(WASBE)メインコンサートLIVE)
シンシナティ音楽院コルベット音楽堂
品番:YGMO-1007
オオサカン、遂に世界デビュー!
第14回世界吹奏楽大会(WASBE)での熱演が、今ここに蘇る…
オオサカン・ライブ・コレクション in WASBE『吹奏楽のための「大阪俗謡による幻想曲」』に寄せて
2009年7月、フィルハーモニック・ウインズ 大阪(オオサカン)は、アメリカのオハイオ州シンシナティで開催されたWASBE (World Association of Symphonic Bands and Ensembles=世界シンフォニック・バンド&アンサンブル協会)の第14回国際カンファレンスに参加しました。
音楽監督である木村吉宏の、端然とした、そして音楽を美しくスケール豊かに構築した指揮ぶりに加え、客演指揮者陣の熱演も、このコンサートに花を添えました。ギリングハムとキャンプハウスが、ともにまだあまり演奏されていない自作を指揮したこの録音は、作品と演奏の両面における内容の高さで、きわめて貴重なものとなっています。さらに、日本人の作品が海外のすぐれた指揮者によるアプローチによって、われわれが親しんでいる「日本的」な演奏には見出せなかった新たな魅力を見せていることも特筆すべきことです。
今回のWASBEへの参加が、まだ若いオオサカンのメンバーにとって非常に有意義で収穫の多いものであったことは疑いようがありません。しかし同時に、まだまだ視野も意識も狭い日本の吹奏楽界が、オオサカンのチャレンジによって刺激を受け、世界に目を向ける、そのきっかけを作ることも今回のツアーの大きな目的のひとつであったと言えましょう。その意味で、多くの方々にこのCDを聴いていただき、そこから世界に目を向けていただければ幸いです。
―後藤 洋
曲目
【1】輝く日への前奏曲/後藤 洋 作曲 3:40
A Prelude to the Shining Day / GOTO,Yo
【2】センチュリー・ヴァリアンツ/デイヴィッド・R.ギリングハム 作曲 8:56
Century Variants / David R.Gillingham
【3】天空の檻/浪花 英朗 作曲 5:40
Himmelsbilder-Astronomical Ceiling / NANIWA,Hideaki
遥かなる山/長生 淳 作曲 [17:47]
A Mountain in the Distance / NAGAO,Jun
【4】第一楽章 8:01
1st mov.
【5】第二楽章 9:46
2nd mov.
【6】北海変奏曲/伊藤 康英 作曲 6:38
Variations from the Northern Sea for Band / ITO,Yasuhide
【7】アンセム/マーク・キャンプハウス 作曲 13:14
ANTHEM / Mark Camphouse
【8】トビアスの家を去る大天使ラファエル/樽屋 雅徳 作曲 10:00
Archangel Raphael who leaves a House of Tobias / TARUYA,Masanori
【9】吹奏楽のための「大阪俗謡による幻想曲」/大栗 裕 作曲 12:06
Fantasy on Osaka Folk Songs / OHGURI,Hiroshi