オオサカン・ライブ・コレクション Vol.18
 『グリムの童話の森』


指揮:ヤン・ヴァンデルロースト(当団首席客演指揮者)
演奏:フィルハーモニック・ウインズ 大阪
録音:2015年9月23日(第19回定期演奏会LIVE)
   いずみホール
品番:YGMO-1019

 
販売価格
2,500円(税込)

ヴァンデルロースト×オオサカンのライヴCD第4弾!
氏の超話題作『グリムの童話の森』の他、レスピーギの『ローマの松』も完全収録!!

 

 オオサカン・ライブ・コレクション Vol.18『グリムの童話の森』に寄せて

 今回の定期に登場した首席客演指揮者ヴァンデルローストとオオサカンの結びつきは想像以上に深い。オオサカンの演奏に惚れ込み、自ら働きかけNAXOSレーベルからのCD発売に繋がったという事実だけでも、彼のオオサカンへの想いが並大抵ではないことが判る。そもそも作曲家にとって演奏家は自身の声を代弁してくれる「声」そのものだ。世界中にその「声」を持っているであろうヴァンデルローストが、敢えて「オオサカン」を選んだ理由は何なのだろう?前回の共演(2014/9/23、第17回定期)を振り返り「今までの共演通り素晴らしいコンサートになった。今後自作だけでなくクラシックの名曲編曲作品も続けて採上げたい」との彼自身のコメントからも判るように、単に自分の作品の「声」としてだけでなく、幅広い吹奏楽音楽を代弁する「声」としてのオオサカンに惚れ込んでいるのだ。
 今回は、彼の近年の超話題作『グリムの童話の森』の自作自演のみならず『セント・マーティン組曲』『ローマの松』にパイプオルガンが入る事も見逃せない(『セント・マーティン組曲』は彼がオルガンパートを用意した特別版での演奏)。いずみホールに鳴り響くオルガンと共に、吹奏楽でなければなし得ない「響き」から産まれる「声」を体感しようではないか!
―鈴木 英史

 曲目

【1】ノビリタス/ヤン・ヴァンデルロースト 作曲 3:13

 Nobilitas / Jan Van der Roost

 
セント・マーティン組曲/ヤン・ヴァンデルロースト 作曲 [12:58]

 ST.Martin's Suite / Jan Van der Roost

【2】アンダンテ・ポンポーソ 3:53

 Andante pomposo

【3】アンダンテ・モデラート 5:53

 Andante moderato

【4】アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェ 3:09

 Allegro molto vivace

 
【5】グリムの童話の森/ヤン・ヴァンデルロースト 作曲 16:19

 Grimm's Fairytale Forest -Suite from "Once Upon a Time ..."- / Jan Van der Roost

 
リュートのための古風な舞曲とアリア 第一組曲/オットリーノ・レスピーギ 作曲(フランコ・チェザリーニ 編曲) [15:17]

 Antiche Danze ed Arie per Liuto / Ottorino Respighi (arr. Franco Cesarini)

【6】小舞踏曲 2:43

 Simone Molinaro:Balletto detto "Il Conte Orlando"

【7】ガリアルダ 3:42

 Vincenzo Galilei:Gagliarda

【8】ヴィラネッラ 5:01

 Ignoto:Villanella

【9】パッソ・メッゾと仮面舞踏会 3:49

 Ignoto:Passo Mezzo e Mascherada

 
交響詩「ローマの松」/オットリーノ・レスピーギ 作曲(木村 吉宏 編曲) [20:55]

 Pini di Roma / Ottorino Respighi (arr. KIMURA,Yoshihiro)

【10】ボルゲーゼ荘の松 2:43

 I pini di Villa Borghese

【11】カタコンブ付近の松 6:06

 Pini presso una catacomba

【12】ジャニコロの松 6:39

 I pini del Gianicolo

【13】アッピア街道の松 5:26

 I pini della via Appia

 
【14】歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲/ピエトロ・マスカーニ 作曲(建部 知弘 編曲) 3:19

 Intermezzo Sinfonico from "Cavalleria Rusticana" / Pietro Mascagni (arr. TATEBE,Tomohiro)

 
【15】ウエディング・マーチ/ヤン・ヴァンデルロースト 作曲 4:56

 Wedding March / Jan Van der Roost