廃  盤

 ええとこどり Vol.2
 『福島 弘和:交響的詩曲「西遊記」』


指揮:木村 吉宏(当団音楽監督)
演奏:フィルハーモニック・ウインズ 大阪
録音:2009年2月9日~10日
   池田市民文化会館
品番:YGMO-2003

 
販売価格
2,500円(税込)

待ち望んでいた第二弾が遂に登場!
大編成も小編成も、初級バンドも上級バンドも、あらゆるジャンルからみんなまとめて『ええとこどり』!!

 

 ええとこどり Vol.2に寄せて

 
 CD「ええとこどり Vol.1」のリリースから、ちょうど二年。恐らく、二年前以上の緊張感を持って挑んだ自主制作レコーディングの結果が、ようやくここに形となって完成された。無我夢中だった初回に比べて、少しは冷静な行動がとれただろうか、進歩を盛り込むことはできただろうか。作品を世に問う際には必須の自問自答を、メンバーはいま、繰り返しているに相違ない。私は私なりにその回答を用意してはいるが、ここには敢えて記さないことにしよう。評価は、不特定多数の聴取者の皆さんに委ねようと思う。
 “ええとこどり”のネーミングどおり、このアルバムにはVol.1とほぼ同じコンセプトで選ばれた、いくつかのジャンルの吹奏楽作品が収録されている。すなわち、海外の作曲家による古典的なオリジナル作品と、新作オリジナル作品。そして、邦人作曲家による既存の楽曲と、新作。これにクラシカルな編曲作品と、ジャズ・ポップスの要素を採り入れた曲が加えられている。周知のとおり、吹奏楽はあらゆるスタイルの音楽をレパートリーに吸収し、発展してきた。まさに、吹奏楽の可能性と魅力を満載した企画なのである。
 団の活動としては、楽団名の改称前を含めると、今年が10年目の節目となる。また、初めて海外での演奏にも挑戦する予定と聞く。つねに前進あるのみ、という若さはまことに羨ましい限りだ。少しでも多くの人々からエールが届くことを期待するが、まずは私自身、その旗振りを率先したいと念じている。
―森田一浩      

 曲目

 
【1】交響的詩曲「西遊記」/福島 弘和 作曲 7:05 【小編成対応】

 Symphonic Poem "Journey to the west" / FUKUSHIMA,Hirokazu

 
【2】序曲「ポンセ・デ・レオン」/ジョセフ・オリヴァドーティ 作曲 6:54 【小編成対応】

 Ponce de Leon / Joseph Olivadoti

 
【3】ウィークエンド・イン・ニューヨーク/フィリップ・スパーク 作曲 7:37

 A Weekend in New York / Philip Sparke

 
【4】吹奏楽のための「風之舞」/福田 洋介 作曲 5:20 【小編成対応】

 Dancing in the Wind -KAZE-NO-MAI- / FUKUDA,Yosuke

 
【5】英雄は我が傍らに/ジェームス・スウェアリンジェン 作曲 7:34 【小編成対応】

 In the presence of heroes / James Swearingen

 
【6】歌劇「アイーダ」より 凱旋行進曲とバレエの音楽/ジュゼッペ・ヴェルディ 作曲(木村 吉宏 編曲) 12:10

 "Aida" Triumphal March & Ballet Music / Giuseppe Verdi (arr. KIMURA,Yoshihiro)

 
【7】ヴェロシティ/ロバート・シェルドン 作曲 5:11 【小編成対応】

 Velocity / Robert Sheldon

 
【8】乱世の神威 幸村/樽屋 雅徳 作曲 9:01

 God of turbulent days YUKIMURA / TARUYA,Masanori