皆様、新年明けましておめでとうございます。世界中の皆さまが健やかで安心した日々を送れますよう、そして笑顔溢れる年になりますことを心から願っております。
 
さて、オオサカンは今年創立から四半世紀を迎えます。
 
昨年はオオサカンとして初めて文化庁の巡回公演で様々な地域に訪れ演奏させていただきました。ある学校の生徒さんからのお礼の挨拶に、「大阪の人が羨ましい。何故ならいつでも演奏会を聴くことが出来るから。」という言葉がありました。今回の巡回公演で地域での文化格差を強く感じ、自分達に出来ることは何かを改めて考えるきっかけをいただきました。
 
次年度の創立25周年を記念して以下の事業に取り組んでまいります。
 
①創立25周年ロゴの作成
1月7日に実施いたします「ニューイヤーコンサート2024」で発表し、2024年4月より一年間使用してまいります。
 
②オオサカンギャラリーの設置
ユーベルホール2階ロビーにオオサカンの歴史を辿るパネル展示を行います。
 
③松尾共哲の常任指揮者就任
2018年より正指揮者を務めさせていただいておりますが、2024年度より常任指揮者に就任させていただきます。楽員と音楽的にさらに踏み込んだ関係を築いていきたいと思います。
 
④アルフレッド・リード交響曲チクルス
常任指揮者就任に伴い、オオサカンでこれまで4回「All アルフレッド・リード・プログラム」を実施した、吹奏楽の父アルフレッド・リードが作曲した交響曲全5曲をチクルスとして取り上げてまいります。
 
⑤創立25周年記念作品の委嘱
来年度実施の42回定期演奏会と43回定期演奏会で創立25周年記念作品の初演を行います。
 
本年もオオサカン楽員一同、皆さまの思い出に残る公演をご提供してまいりたいと存じます。
 
最後になりますが、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。


 

特定非営利活動法人
フィルハーモニック・ウインズ 大阪
理事長兼正指揮者 松尾共哲