ヤン・ヴァンデルローストは1956年にベルギーのデュッフェルで生まれた。ルーヴェン(ベルギー)のレメンス音楽院でトロンボーン、音楽史、音楽教育を学び、ヘントとアントワープの王立音楽院で研究を続け、作曲と指揮の学位を取得した。現在は、レメンス音楽院で教鞭をとり、名古屋芸術大学の名誉教授と洗足学園音楽大学の客員教授、尚美ミュージックカレッジ専門学校で特別客員教授を務めている。また、審査員や講師、客演指揮者としても非常に人気がある。作曲家として、ベルギー、オランダ、スイス、イタリア、アメリカ、日本、スペイン、フランス、シンガポール、オーストリア、カナダ、ノルウェー、ドイツ、ブラジル、フィンランド、ルクセンブルク、ハンガリー、コロンビア、クロアチア、イングランドなどの諸国からの委嘱作品を手がけている。世界四大陸の45カ国以上を訪れて活動しており、ヴァンデルローストの作品は世界中で演奏、録音されている。

 2013年よりフィルハーモニック・ウインズ大阪(日本)の首席客演指揮者に就任。定期演奏会を中心に共演を重ね、その演奏は2014年に、『シンフォニア・ハンガリカ』と『いにしえの時から』、2015年に、『スパルタクス』と『モンタニャールの詩』と『シンフォニエッタ~水都のスケッチ~』がNAXOS(ナクソス)よりリリースされている。